実写版リトル・マーメイド感想(2回目、考察)

映画感想

こんにちは。きなこと申します。
実写版リトル・マーメイドを2回目としてドルビーシネマで観てきたので、その感想を書きたいと思います。
なお、今回はネタバレを前提に2回観たこその感想や考察を書いていきますので、ネタバレなしの感想が観たい方は前回のブログを見ていただけますと嬉しいです。

実写リトル・マーメイドのテーマ

私は、実写リトル・マーメイドのテーマは「夢」と「家族愛」と「平和」なのではないか、と感じました。
感じた理由について解説していきます。

冒険

「飛びだそう――――心の感じるままに」
実写リトル・マーメイドのポスターにはこのように書かれています。

この言葉からも、今回のリトル・マーメイドがただの恋の物語ではなく、アリエルが海の世界から地上の世界へ行くという「夢」を叶えたことを描いている作品だといえると思います。

夢の具体的な内容は「Part of Your World 」で語り、地上の世界に行って際の夢を叶えた様子は、新しく挿入された歌「For the First Time」やエリックとのデートシーンで表現されています。
「For the First Time」の歌詞の中では、上手く立てないけど足があることや、火を初めて触って火傷した様子が描かれています。
エリックとのデートシーンでは、市場がカラフルなことでよりアリエルが楽しんでいることが視覚でイメージさせられたり、一緒にダンスするシーンが丁寧に表現されています。

また、アリエルだけでなくエリックの夢も今回の映画では語られています。
エリックの夢は「知らない世界へ行きたい」「地図の無い海へ行きたい」と言っており、最後のシーンではアリエルとその夢を叶えるために旅立つシーンで終わっています。

つまり、今回はアリエルが地上の世界へ行くという夢と、地図の無い海を目指して旅立つというエリックの夢、2つの夢を描いている作品といえるのです。

家族愛

2つめのテーマとして、私は「家族愛」を感じました。

アリエルは以前から地上の世界へ憧れを抱いてましたが、本気で人間になって地上の世界へ行くきっかけになったのは「父とのケンカ」なんですね。
まず、沈没船を探検しに行ったことについて怒られたことから始まり、その後自分のコレクションたちをぐちゃぐちゃにされたことから、「縛られた生活に嫌気」がさし、「父親への反抗心」が大きくなっていきます。
だからこそ、アースラとの取引の際、一度は断ろうとするものの字幕版で「Daddy」(日本語訳では「父親の元に戻るんだね」)という言葉で呼び戻されて、人間になる決意をしてしまうんです。

しかし、その後父親が自分のことを命がけで守ってくれる姿を見て、自分が愛されていたことを知り、アースラとの戦いの後はエリックの元ではなく父親の元へ駆けつけています。

最後のアリエルとエリックが冒険へ旅立つシーンでは、「人間になってもみんなアリエルの味方だ」と言い、父親だけでなく姉たちも写しています。

これらのことから、「家族愛」もテーマとして盛り込んだ作品なのではないかと思いました。

平和

最後にテーマとして感じたのは「平和」です。

今回の作品では「人間は野蛮で自然を壊す」という人魚側の偏見と、「コーラル・ムーンで船乗りたちを襲う」「海の王が陸を侵食しようとしている」という人間側の誤解が描かれています。
それらの誤解がアリエルとエリックの交流によって解かれ、最後に人魚と人間が一緒にいるシーンが表現されています。

明確に「平和」という言葉は出ていませんが、誤解を解いて人魚と人間という別の種族・色んな人種の方が一緒に画面に映っているあのシーンは「平和」を表現したかったのだと私は感じました。

リトル・マーメイド2と3の設定を踏襲

2回目を観る前に、リトル・マーメイド2と3をディズニー+を初見で観ました!
そこで、初めて今回の実写版が2と3で描かれている設定を生かしたものになっているのだと気づいたので、どのような設定が踏襲されていたか、書かせていただきたいと思います。

リトル・マーメイド2から踏襲された設定

アリエルとエリックが人魚と人間の架け橋になった、という設定です。
2では冒頭で「アリエルの娘メロディが産まれたことで人魚と人間の架け橋になった」と言われているのですが、実写版ではアリエルとエリックの結婚が人魚と人間の架け橋となっています。

リトル・マーメイド3から踏襲された設定

母親の死が人間が原因であることと、セバスチャンが相談訳である、という設定です。

母親の死が人間が原因であることは、リトル・マーメイドや2では語られておらず、3で初めて出てきた設定でした。
(正確には、人間側に明確な殺意があったわけではなく、トリトン王の贈り物のオルゴールを拾おうとした結果の事故なのですが)
このことを実写版に盛り込むことで、より「海の上に出てはいけない」ルールの理由に深みが増しました。

また、実写版ではセバスチャンは「宮廷音楽家」ではなく「相談役」としてトリトン王の側にいます。
リトル・マーメイド3では、元々セバスチャンは王の「相談役」のような立ち位置にいるのですが、その後音楽が広まったことにより初めての「宮廷音楽家」に任命されるのです。
そのため、実写版で初めて「宮廷音楽家」から「相談役」になった訳では無く、3のときの「相談役」という設定を踏襲したのだと理解しました。

まとめ

以上、実写版を2回観たからこそ、またリトル・マーメイド2と3を観たからこその視点を盛り込んで書かせていただきましたが、総じて実写版リトル・マーメイドは素晴らしい作品だと思います。

まだ観てない方はぜひ、もし可能であれば映像と音楽がより鮮明に表現されるドルビーシネマで
観てみていただきたいです。

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